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AIでLo-Fi音楽を作る方法

実際に試したLo-Fiプロンプト、シームレスなループ、独立した雨音レイヤーを、すべての音源と設定付きで紹介します。

by RaoMusic
Lo-Fiを作る
雨の夜の窓辺にある勉強机を描いたローポリ3D。光るエレクトリックピアノ、カセットデッキ、ヘッドホン、湯気の立つマグカップが並ぶ定番のLo-Fiの風景

AIでLo-Fi音楽を作るときは、ジャンル名だけでなく音のパーツを一つずつ書きます。遅めのテンポ、スウィングしたざらついたドラム、ジャジーなRhodesのコード、やわらかいベース、レコードやカセットテープのノイズです。「インストゥルメンタル」をオンにして生成します。RaoMusicでは、Suno v6の生成は1回30クレジットでフル尺の曲が2曲、「サウンド」タブのシームレスなループは1回10クレジットです。今回のテストでは、プロンプトに書いた雨音はほとんど聞こえなかったので、雨音は効果音として別に加えてください。

最終確認日:2026年10月31日

この記事の音源はどうやって作りましたか?

音源はすべて2026年10月31日にRaoMusicで作成し、設定ごとに1回ずつ生成しました。Suno v6のシンプルモードで「インストゥルメンタル」をオンにした曲の生成が2回(短いプロンプトと詳しいプロンプト)、「サウンド」タブでSuno v6を使ったループの生成が1回、ElevenLabsの効果音フォームで作った30秒の雨音が1回です。Sunoは1回の生成で2テイク返すので、音源は全部で7つあります。各音源の下にある短い試聴メモは、そのファイルがどう聞こえるかを書いたものです。良し悪しは再生してご自身で判断してください。すべての音源のプロンプト、設定、長さ、クレジットは記事の最後の表にまとめています。

ステップ1:Lo-Fiのプロンプトには何を書けばいいですか?

ジャンル名だけだと、楽器や質感はモデル任せになります。それらを書き出せば、何が欲しいのかがモデルに伝わります。頭の中で聞こえるパーツごとに、短いフレーズを1つずつ書きましょう。以下はステップ2で使った詳しいプロンプトをパーツごとに分けたものです(かっこ内は日本語訳)。

パーツ書いた内容
用途とムードlo-fi hip hop instrumental for studying at night; mellow and nostalgic(夜の勉強用のLo-Fiヒップホップのインスト、穏やかでノスタルジック)
テンポslow 75 BPM(ゆっくりの75 BPM)
ドラムdusty boom-bap drums with a lazy swing(ゆるいスウィングのざらついたブーンバップドラム)
コードwarm Rhodes jazz chords(あたたかいRhodesのジャズコード)
ベースmuffled upright bass(こもった音のウッドベース)
質感vinyl crackle and tape hiss(レコードのパチパチ音とテープのヒスノイズ)
背景音soft rain in the background(背景にやさしい雨音)

パーツをカンマ区切りで1行につなげます。違うタイプのLo-Fi(よりジャジー、より切ない、よりアンビエント)にしたい場合は、1回に1行だけ入れ替えると、それぞれの変更で何が変わるか聞き分けられます。ほかのジャンルなら、AI音楽プロンプト集から始めてください。

ステップ2:シンプルモードでLo-Fiのインストを作るには?

文章で説明を入力するタイプの音楽生成AIなら、どのツールでも同じ順番で使えます。音を説明し、インストを指定し、複数のバージョンを生成して一番いいものを残します。ここではRaoMusicを例に説明します。

  1. 作成ページを開き、「シンプル」タブのままにします。
  2. モデルメニューでSuno v6を選びます。Suno v6はサブスクリプションが必要です。Suno v6 Wild(同じく30クレジット)とRao v1.0(20クレジット)は不要です。
  3. プロンプトを「曲の説明」に貼り付けます。
  4. 「インストゥルメンタル」をオンにして、ボーカルなしの曲を指定します。これは指定であって保証ではありません。後述の短いプロンプトのテストを見るとわかります。
  5. 「生成」をクリックします。
RaoMusic作成ページのシンプルタブ。Suno v6を選択し、曲の説明欄にLo-Fiのプロンプトを入力し、インストゥルメンタルのボタンをオンにした状態
シンプルタブでSuno v6を選び、詳しいLo-Fiプロンプトを入力して「インストゥルメンタル」をオンにした画面。

プロンプトを自分で書きたくない場合は、Lo-Fi音楽ジェネレーターのページを開くと、Lo-Fiの説明があらかじめ入力されています。

詳しいプロンプト · Suno v6 · シンプルモード · インストゥルメンタルオン

テイク1

テイク2

試聴メモ:どちらのテイクもスウィングした遅めのLo-Fiグルーヴで、ジャジーな鍵盤とレコードの質感があり、ボーカルや急な音量の変化はありません。そのまま作業用BGMとして使えます。テイク1はプロンプトで指定したRhodesの音色ですが、テイク2はアコースティックピアノ寄りなので、エレピの音にこだわるならテイク1を残しましょう。雨音はどちらもほとんど聞こえません。ステップ4で、雨音を独立したレイヤーとして加える方法を紹介します。

「lofi hip hop beat」のような短いプロンプトだとどうなりますか?

Lo-Fiのグルーヴにはなりますが、1テイクはクリーンで、もう1テイクには声が入りました。この2テイクはプロンプト lofi hip hop beat で、ステップ2と同じエンジンと設定で生成したものです。

短いプロンプト · Suno v6 · シンプルモード · インストゥルメンタルオン

テイク1

テイク2

試聴メモ:テイク1は落ち着いたジャジーなエレピのコードに安定したダウンテンポのビートが乗っていますが、音がクリーンで、テープのあたたかみやざらついたドラムはありません。動画や配信の下に流す控えめなBGMに向いています。テイク2はざらついたドラムとあたたかいコードがある一方、「インストゥルメンタル」をオンにしていたのにかすかなボーカルチョップが入っています。

声がまったく入っていない曲が必要なら、クリーンなテイクを使うか、もう一度生成してください。古びた質感を出したいときは、vinyl crackle(レコードのパチパチ音)、tape hiss(テープのヒスノイズ)、dusty drums(ざらついたドラム)といった質感の言葉を加えます。これらが変えるのは曲の音色で、声が入るかどうかではありません。

ステップ3:シームレスなLo-Fiループを作るには?

配信、ゲームのメニュー画面、SNSのショート動画の下で繰り返し流す短いビートなら、フル尺の曲ではなく「サウンド」タブを使います。

  1. 作成ページで「サウンド」タブに切り替えます。Suno v6は選択されたままです。
  2. 「サウンドを説明」にループの内容を書きます。
  3. 「クリップタイプ」を「ループ」にします。
  4. 「テンポ(BPM)」にテンポを入力して「キー」を選ぶか、どちらも「自動」のままにします。
  5. 「生成」をクリックします。
RaoMusicのサウンドタブ。Lo-Fiループの説明を入力し、クリップタイプをループ、テンポを75、キーをAmにした状態
サウンドタブでクリップタイプを「ループ」、テンポ(BPM)を75、キーをAmにした画面。

ループ · Suno v6 · サウンドタブ · ループ · テンポ75 · キーAm

クリップ1

クリップ2

試聴メモ:どちらのクリップもあたたかいエレピ、控えめなベース、ゆったりしたドラムのLo-Fiヒップホップで、終わりから頭に戻るつなぎ目にクリックノイズや隙間はありません。レコードノイズはクリップ2では控えめに入っていて、クリップ1ではごくかすかなので、パチパチ感が欲しいならクリップ2を選びましょう。ループから長い曲を作る前に、動画編集ソフトやDAWで何回か繰り返してつなぎ目を聞いてみてください。

勉強配信用の映像も欲しい場合は、ループ動画メーカーで曲とそのカバー画像からシームレスにループするミュージックビデオを作れます。

ステップ4:ビートの下に雨音やカフェの環境音を入れるには?

雨音は曲の中に埋もれてしまったので、ElevenLabsエンジンで独立したクリップとして生成します。

  1. モデルメニューでElevenLabsを選び、「サウンド」タブに切り替えます。
  2. 「効果音の説明」には環境音だけを書き、クリップにメロディが入らないよう "no music"(音楽なし)を加えます。
  3. 「長さ」(1〜30秒)を設定し、「シームレスループ」をオンにします。
  4. 「生成」をクリックします。ElevenLabsの効果音は1秒1クレジットなので、30秒なら30クレジットです。

雨音 · ElevenLabs効果音 · 長さ30秒 · シームレスループオン

試聴メモ:穏やかで一定した雨音で、雨粒の音はやわらかく、雷や音楽は入っていません。音量も控えめなので、そのままビートの下に敷けます。プロンプトに窓と書いたにもかかわらず、窓に当たる雨粒というより屋外の雨に近い音です。ガラスのすぐそばで聞こえるような音が欲しい場合は、何度か生成し直していちばん近いテイクを残してください。

組み合わせるには、動画編集ソフトやDAWで曲を1つのトラックに、雨音を2つ目のトラックに置き、雨音のクリップを曲の長さまで繰り返して、ドラムの後ろに収まるまで音量を下げます。カフェのざわめきや焚き火のパチパチ音も同じ手順で、その音だけを説明すればOKです。AI効果音ジェネレーターのページでは、こうしたフォーリーや環境音のクリップを紹介しています。

AIで作ったLo-FiはYouTubeや勉強配信に使えますか?

RaoMusicで作った音楽には、無料プランを含むすべてのプランでロイヤリティフリーの商用利用権が付いており、ライセンスでは収益化できる場所の一つとしてYouTubeが挙げられています。条件はRaoMusic商用ライセンスのページにあり、チャンネルにはYouTube自体の収益化ルールも引き続き適用されます。サブスクリプション契約者は各曲のライセンス証明書PDFもダウンロードでき、プラットフォームから証明を求められたときに役立ちます。

各音源の設定は?

音源エンジンとタブ設定プロンプト長さ1回あたりのクレジット
詳しいプロンプト、テイク1と2Suno v6、シンプルモードインストゥルメンタルオンlo-fi hip hop instrumental for studying at night, slow 75 BPM, dusty boom-bap drums with a lazy swing, warm Rhodes jazz chords, muffled upright bass, vinyl crackle and tape hiss, soft rain in the background, mellow and nostalgic2:59と2:4330
短いプロンプト、テイク1と2Suno v6、シンプルモードインストゥルメンタルオンlofi hip hop beat2:44と2:4330
ループ、クリップ1と2Suno v6、サウンドタブクリップタイプ:ループ、テンポ(BPM)75、キーAmlo-fi hip hop beat loop, dusty swung drums, warm Rhodes chords, muffled bass, vinyl crackle各0:2110
雨音ElevenLabs、サウンドタブ長さ30秒、シームレスループオンgentle steady rain on a window at night, soft patter, no thunder, no music0:3030

よくある質問

はい。「インストゥルメンタル」をオフにすればRaoMusicが歌詞を書いてくれます。または「カスタム」モードに切り替えて、自分の歌詞とLo-Fiのスタイル説明を貼り付けることもできます。

「カスタム」モードでSuno v6のバージョンを選ぶと、「長さ」の設定で10〜360秒の目標の長さを指定できます。ただし歌詞が短いと、曲が早めに終わることがあります。

気に入った曲を生成したら、「延長」で好きな位置から続きを作ります。延長は1回ごとに新しいバージョンが2つ返り、無料プランでも使えます。「サウンド」タブで作ったループを編集ソフトで繰り返す方法もあります。

ACE-Step 1.5エンジンには、フル尺の曲向けに任意のBPM(30〜300)と「キー」の設定があり、空欄ならモデルが決めます。Sunoの「サウンド」タブの「テンポ(BPM)」と「キー」は短いクリップ用です。

はい。RaoMusicではElevenLabsでもフル尺の曲を作れます。シンプルモードには「インストゥルメンタル」のオプションがあり、料金は長さに応じて1分あたり40クレジットです。

曲はMP3でダウンロードされます。Sunoの曲をWAVで書き出すには有効なサブスクリプションが必要で、1曲あたり4クレジットかかります。

自分だけのLo-Fiを作ろう

パーツごとに書いたLo-Fiプロンプトを貼り付けて「インストゥルメンタル」をオンにすれば、フル尺の曲が2曲届き、好きな方を選べます。

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