AIでインストにボーカルを追加するには、手元のトラック、歌詞、短いスタイルの説明をツールに渡します。すると、歌入りのバージョンが返ってきます。RaoMusic ではこの機能を「ボーカル追加」と呼び、サブスクリプション会員が曲のメニューから開けます。Suno v6 なら1回30クレジットで2テイクです。スタイルの説明にはインストの中身を正確に書いてください。説明が合っていればテンポと長さを保てますが、別のジャンルを書くと伴奏ごと置き換わることがあります。
最終確認日:2026年10月30日
始める前に何を用意すればいいですか?
- リードボーカルの入っていないインスト。「インストゥルメンタル」をオンにして生成するか、自分の MP3・WAV・M4A・AAC・OGG ファイル(最大 50 MB)をアップロードします。RaoMusic はアップロードされたファイルを1つずつ解析し、インストと判定したものにだけ「ボーカル追加」を表示します。トラックにまだ歌が残っている場合は、ボーカル除去でインスト版を切り出してから使ってください。
- FLAC 以外のファイル。アップロードした FLAC ファイルは「ボーカル追加」に使えないため、事前に WAV か MP3 に変換してからアップロードしてください。
- 完成した歌詞(最大 5,000 文字)。歌詞は必須で、[Verse 1] や [Chorus] といったセクションタグを入れると曲の構成をコントロールしやすくなります。タグや1行の長さのコツは、自分の歌詞で曲を作る方法のガイドを参考にしてください。
- サブスクリプション。「ボーカル追加」はサブスクリプション会員向けの機能で、選んだバージョンに応じて1回ごとに RaoMusic の残高から20または30クレジットを使います。
RaoMusic でインストにボーカルを追加する手順は?
Suno の「Add Vocals」も同じ流れで、インストを選び、歌詞を入力し、スタイルを書いてから作成します。RaoMusic での手順は次のとおりです。
- 曲のメニューを開きます。作成ページ(サイドバーの「AI音楽」)の曲リストで、インストの ⋮ メニューをクリックし、編集からボーカル追加を選びます。アップロードしたファイルも同じリストに並ぶので、自作のトラックでも手順はまったく同じです。

- 「歌詞」欄に歌詞を貼り付けます。まだ歌詞がない場合は、欄の中の「AI歌詞」ボタンで下書きを作るか、AI 歌詞ジェネレーターで書いてから貼り付けます。
- 「スタイル」には、まずインスト、次に歌声を書きます。今あるトラックのジャンル、主な楽器、テンポを書き、最後にどんな歌い手が欲しいかを加えます。
- 「詳細設定」で声を選びます。男性か女性のどちらかにしたい場合は、ボーカル性別を「男性」または「女性」に設定します。

- 「生成」をクリックします。生成結果は「ボーカル追加」タグ付きで曲リストに表示されます。
ボーカル追加の前と後でどう変わる?
元のインスト · Suno v6 · カスタムモード · インストゥルメンタル:オン · スタイル:acoustic folk pop, fingerpicked acoustic guitar, soft brushed drums, upright bass, warm, 92 BPM(アコースティック・フォークポップ、フィンガーピッキングのアコギ、ソフトなブラシドラム、ウッドベース、温かい、92 BPM)
試聴メモ:ほぼフィンガーピッキングのギターのソロで、スタイルに書いたブラシドラムとウッドベースは鳴っていません。歌のバックとしては使えます。ボーカルの下にバンド全体の演奏が欲しいなら、ボーカルを追加する前にインストを生成し直してください。
ボーカル追加、スタイル一致 · Suno v6 · スタイル:acoustic folk pop, fingerpicked acoustic guitar, soft brushed drums, upright bass, warm, 92 BPM, gentle female lead vocal(アコースティック・フォークポップ、フィンガーピッキングのアコギ、ソフトなブラシドラム、ウッドベース、温かい、92 BPM、やさしい女性リードボーカル)· ボーカル性別:女性
テイク1
試聴メモ:すべての歌詞がアコースティックの伴奏に乗って歌われていますが、息が多すぎる歌声がギターから浮いていて、言葉がこもって聞こえ、高域にははっきりしたフェイジングがあります。完成曲としては使いにくいので、テイク2を選んでください。
テイク2
試聴メモ:温かく息まじりの女性ボーカルが、アコースティックの伴奏に乗って全行をクリアに歌っています。このテイクはそのまま使えます。
AIはボーカル追加のときインストをどう扱う?
「ボーカル追加」は、歌声を含んだミックス全体を新しく生成します。そのため、元ファイルの音声がそのまま使われるわけではありません。スタイルの説明が合っている場合、2つのボーカル版はどちらもインストの長さとテンポを保っていました。ただし、ギターの爪弾きのような大きなアタックは、新しいミックスでは元ファイルと同じタイミングに来ません。元ファイルとのずれ具合は、同じプロンプトで別に生成した2つ目のインストと変わりませんでした。
| ファイル | スタイル | 長さ | テンポ(実測) | アタックは元ファイルと揃う? |
|---|---|---|---|---|
| 元のインスト | アコースティック・フォーク、92 BPM | 2:42 | 約 92 BPM | 元ファイル |
| 同じプロンプトの2つ目のインスト | アコースティック・フォーク、92 BPM | 2:32 | 約 91 BPM | いいえ |
| ボーカル追加、スタイル一致、テイク1 | アコースティック・フォーク+女性ボーカル | 2:42 | 約 92 BPM | いいえ |
| ボーカル追加、スタイル一致、テイク2 | アコースティック・フォーク+女性ボーカル | 2:42 | 約 92 BPM | いいえ |
| ボーカル追加、シンセポップ、テイク1 | シンセポップ、120 BPM | 2:42 | 約 128 BPM | いいえ |
| ボーカル追加、シンセポップ、テイク2 | シンセポップ、120 BPM | 2:42 | 約 125 BPM | いいえ |
完成した曲が欲しいだけなら、新しいミックスをそのまま使えば十分です。ライセンス提供しているトラックや、すでに動画に合わせて編集した BGM など、元のインストを残す必要がある場合は、AIステムセパレーターで新しいバージョンからボーカルを分離し、DAW で元のインストに重ねます。タイミングは元ファイルと合わないので、ボーカルの一部をずらしたり伸縮したりして合わせる作業を見込んでおいてください。
スタイルがインストと合っていないとどうなる?
「スタイル」にインストと違うジャンルを書くと、音声よりもスタイルの文章のほうが結果を左右することがあります。上のアコースティックのインストにシンセポップを指定したところ、エレクトロニックなドラムが入った、かなりテンポの速い明るいシンセポップが2曲できました。フィンガーピッキングのギターは消え、アコースティックなアレンジは何も残っていませんでしたが、どちらのテイクも元の長さは保っていました。
ボーカル追加、シンセポップ · Suno v6 · スタイル:upbeat synth-pop, punchy electronic drums, 120 BPM, bright female lead vocal(アップテンポなシンセポップ、パンチのあるエレクトロニックドラム、120 BPM、明るい女性リードボーカル)· ボーカル性別:女性
テイク1
試聴メモ:スタイルの指定どおり、エレクトロニックドラムの入ったきらびやかなシンセポップで、アコースティックのインストは跡形もありません。歌詞を新しいジャンルで聴かせる、作り込んだデモとして使えます。
テイク2
試聴メモ:パンチのあるエレクトロニックなパーカッションと明るい歌声のアップテンポなシンセポップで、こちらも元のギターの面影はありません。シンセポップ版が欲しいなら、どちらのテイクでも使えます。
こうしたスタイルをあえて使うのは、歌詞を新しいジャンルで聴きたくて、元の伴奏が要らないときだけにしましょう。インストのジャンルやテンポに近づけたいなら、今鳴っている音をそのまま説明するように「スタイル」を書き直してください。説明が合っていても、伴奏は新しく演奏し直されたものになります。
Suno でボーカルを追加するには?
Suno のヘルプセンターでも同じ機能が説明されています。Library か Workspace を開き、アップロードしたトラックか生成したインストで (...) More Actions メニューを開いて、Remix のオプションから Add Vocals を選び、歌詞を入力して Create をクリックします。Suno の Add Vocals ヘルプページには "This beta feature is currently available exclusively to Pro and Premier users."(このベータ機能は現在 Pro と Premier のユーザーのみが利用できます)と書かれています。詳細オプションには、結果を元のインストにどれだけ近づけるかを決める Audio Strength スライダーがあり、Suno もスタイル欄にインストの内容を書くよう勧めています。
どのようにテストしましたか?
2026年10月30日、RaoMusic で Suno v6(カスタムモード、インストゥルメンタルをオン)を使ってインストを1曲生成しました。この生成で2テイクができ、1つ目を元トラックにしました。次に、同じ歌詞と Suno v6 でこのトラックに「ボーカル追加」を2回実行しました。1回は「スタイル」にインストそのものを書き、もう1回はシンセポップを書きました。どちらも30クレジットで、それぞれ2テイクが返ってきました。タイミングを比べるため、すべてのファイルをデコードし、いちばん強い爪弾きやアタックの位置を元ファイルと照らし合わせました。これでテンポがわかり、アタックが元ファイルと揃っているかも確認できます。比較用に、同じプロンプトから生成された2つ目のインストも残し、同じプロンプトの別々の演奏がどれくらい違うかを示しました。各音声の下にある短い試聴メモは、そのファイルがどう聞こえるかを書いたものです。再生してご自身でも判断してください。使った歌詞は下の「どんな歌詞を使いましたか?」にあります。
どんな歌詞を使いましたか?
2回の「ボーカル追加」ではどちらもこの歌詞を使い、同じ改行のまま「歌詞」欄に貼り付けました。
[Verse 1]
The kettle's on, the screen door hums
Your boots are drying by the stairs
I count the cars until one comes
And leave a light on, just in case
[Chorus]
Porch light, porch light
Burning low and gold
Porch light, porch light
Keep the road from getting cold
[Verse 2]
The radio plays the same old song
The moths are dancing at the glass
I never minded waiting long
I know the miles will always pass
[Chorus]
Porch light, porch light
Burning low and gold
Porch light, porch light
Keep the road from getting cold
[Outro]
Leave it on, leave it on
よくある質問
「スタイル」を空欄のままにすると、RaoMusic はインスト自体のスタイルの説明をそのまま使います。アップロードしたファイルの場合は、RaoMusic がファイルを解析したときに判定したスタイルが使われます。
はい。「ボーカル追加」の結果は RaoMusic 上では Suno の曲として扱われるため、アップロードしたビートをもとにした結果も含め、「編集」メニューに「部分差し替え」が表示されます。曲全体ではなく、1つのセクションだけを新しい歌詞で作り直せます。
はい、「伴奏追加」を使います。同じ「編集」メニューにありますが、ボーカルのある曲にだけ表示されます。一方、「ボーカル追加」はインストにだけ表示されます。
いいえ。アップロードしたファイルをもとにした「ボーカル追加」の結果は、RaoMusic のライセンス証明書の対象外です。
失敗した生成は自動的に返金されるので、エラーで終わった実行でクレジットが減ることはありません。
