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AIで作った曲をきれいに終わらせる方法

同じ歌詞で作ったSuno v6の14テイクの終わり方を聴き比べ。小節の途中で切れた原因と、きれいに止まる・なめらかにフェードアウトする書き方がわかります。

by RaoMusic
エンディングのある曲を作る
真上から見たレコードプレーヤーのフラットイラスト。最後の曲が終わり、トーンアームがレコードから上がるところ

AIで作った曲が最後に途切れないようにするには、歌詞に短い[Outro]セクションと[End]タグを入れ、歌詞に必要な長さより短い目標の長さを設定しないことです。RaoMusicでSuno v6を使ったテストでは、これが効きました。歌詞が最後のサビで終わるアップテンポの曲は2テイクとも小節の途中で切れましたが、[Outro]と[End]を加えると、2テイクとも余韻を残してきれいに止まりました。一方、目標の長さを60秒にすると、2テイクとも途中で切れました。

最終確認:2026年10月27日

AIで作った曲が突然終わるのはなぜ?

テストの曲が途中で切れた原因は2つありました。

  • 歌詞が終わったのに、エンディングのセクションがない。歌詞が2回目のサビで終わっていると、2テイクとも余分なフェイクやフックの繰り返しを続け、そのまま小節の途中で止まりました。
  • 目標の長さが歌詞より短い。目標を60秒にして、Aメロ2つ・サビ2つ・アウトロを歌わせたところ、2テイクともアウトロに入ったところで、歌い終わる前に切れました。

スローなバラードは、エンディングタグの有無にかかわらず8テイクすべてで途中切れはありませんでした。ただし、タグなしの1テイクははっきり解決しないまま余韻が続きました。

AIで作った曲をきれいに終わらせるには?

  1. エンディングのセクションを書く。最後のサビの後に[Outro]タグを入れ、短い締めの1行を添えて、曲の着地点を作ります。
  2. エンディングタグを1行で単独に入れる。RaoMusicの歌詞ガイドでは、2つの選択肢を「[Fade Out]はゆっくり消えていき、[End]はきれいに止まります」と説明しています。
  3. スローな曲は、スタイル欄でエンディングを描写する。“ends on a final ringing guitar chord”(最後にギターの和音が鳴り響いて終わる)のようなフレーズに、[Outro | voice and guitar only, slowing down]のような指示を組み合わせると、2テイクともテンポを落として和音の余韻で終わりました。
  4. 決まった長さが必要でなければ、長さは「自動」のままにする。RaoMusicのカスタムモードでは、「長さ」は「詳細設定」の中にあります。「自動」は歌詞に合わせて曲の長さを調整する設定です。歌詞より短い「カスタム」の目標を設定すると、曲が途中で切れました。
  5. 使う前に最後の20秒を聴く。それでも切れる場合は、この記事の最後にある直し方を参照してください。
Suno v6を選んだRaoMusicのカスタムモードで「詳細設定」パネルを開いた画面。「長さ」が「自動」になっていて、その下に奇抜さ・スタイルの影響・多様性のスライダーがある
「長さ」はカスタムモードの「詳細設定」にあります。初期設定は「自動」で、「カスタム」を選ぶと目標の長さを設定できます。

テスト方法

2026年10月27日、RaoMusicのカスタムモードでSuno v6を使い、同じオリジナル歌詞から曲を生成しました。ボーカル性別は「女性」、多様性は「オフ」にしています。Sunoのv6 FAQによると、これでスタイルタグを完全にコントロールできます。スタイルは2種類で、スローなベッドルームポップのバラード(bedroom pop ballad, 78 BPM, close-miked dry female vocal, fingerpicked nylon-string guitar, soft brushed snare, warm Rhodes chords, sub bass only in the chorus, tape saturation, sparse and intimate:ベッドルームポップのバラード、78 BPM、近接マイクのドライな女性ボーカル、ナイロン弦ギターのフィンガーピッキング、柔らかいブラシのスネア、温かいRhodesの和音、サビだけのサブベース、テープサチュレーション、音数少なめで親密な雰囲気)と、アップテンポのポップロック版(upbeat pop rock, 128 BPM, driving live drums, bright electric guitars, punchy bass, confident female vocal:アップテンポのポップロック、128 BPM、疾走感のある生ドラム、明るいエレキギター、パンチのあるベース、自信に満ちた女性ボーカル)です。今回のテストでは6パターンの設定で生成し、各パターン2テイク、1回30クレジットでした。バラードのエンディングタグなしの2テイクは、同じ歌詞と設定で以前行ったテストのものを再利用しており、合計14テイクです。

各ファイルについて、音が鳴っている最後の1秒の音量も測りました。最後の1秒がとても小さければ、音がフェードアウトしたか余韻が消えたということです。最後の1秒が曲全体と同じくらいの音量(今回は約−14〜−19 dBFS)なら、フルボリュームのまま止まったということです。音量だけでは意図的な終わり方か途中切れかを区別できないため、あくまで目安です。その判断は試聴メモで行っています。各音源の下にある短い試聴メモで、そのファイルがどう聞こえるかを説明しています。再生してご自身でも確かめてください。

スタイルエンディングの設定長さ最後の1秒(dBFS)聴いた印象
アップテンポ歌詞は最後のサビで終了、タグなし1:56、1:31−18.8、−28.0小節の途中で切れる(2テイクとも)
アップテンポ[Outro] + [End]1:56、1:41−21.9、−25.8余韻を残してきれいに止まる(2テイクとも)
アップテンポ[Outro] + [End]、長さ60秒1:07、1:03−20.0、−24.8アウトロの途中、歌い終わる前に切れる(2テイクとも)
バラード[Outro]、タグなし2:33、2:22−42.0、−40.0無音まで減衰(2テイクとも)
バラード[Outro] + [Fade Out]2:19、2:21−34.7、−41.9テイク1は和音が減衰、テイク2はなめらかにフェードアウト
バラード[Outro] + [End]2:23、2:22−41.6、−39.9余韻が無音まで消える(2テイクとも)
バラード最後の和音の指示 + [End]2:32、2:23−47.6、−40.0テンポを落とし、和音の余韻で終わる(2テイクとも)

歌詞の全文と、各パターンのエンディングの書き方は記事の最後に載せています。

歌詞がサビで終わるとどうなる?

このパターンでは、歌詞は2回目のサビで終わり、[Outro]もエンディングタグもありません。

歌詞がサビで終わる、テイク1:

歌詞がサビで終わる、テイク2:

試聴メモ:2回目のサビの後、テイク1は書いていないフェイクに流れ、テイク2はフックを繰り返します。どちらもその後、小節の途中で突然止まります。どちらのエンディングもそのままでは使えません。動画のBGMとして使うなら、余分なボーカルの前でカットし、短いフェードを付けてください。

同じ曲に、[Outro]の行と[End]タグを加えたもの:

[Outro]と[End]あり、テイク1:

[Outro]と[End]あり、テイク2:

試聴メモ:2テイクとも締めのボーカルで終わり、余韻を残してきれいに止まります。テイク1は伸ばしたボーカルとギターが減衰し、テイク2は伸ばした楽器の和音で終わります。どちらのエンディングも編集は不要です。

長さの設定が短すぎるとどうなる?

このパターンでは歌詞に[Outro]と[End]を残したまま、「長さ」を「カスタム」の60秒にしました。RaoMusicの「長さ」のヒントには、歌詞が短いと早めに終わる場合があるとありますが、今回は目標に対して歌詞が長いケースです。

長さ60秒、テイク1:

長さ60秒、テイク2:

試聴メモ:2テイクともAメロ2つとサビ2つを歌い、アウトロに入ったところで、歌い終わる前にフレーズの途中で切れます。テイク2はアウトロが始まった直後、テイク1は数秒入ったところです。もっと早い位置、2回目のサビの終わりあたりでフェードアウトさせれば、BGMとしてのみ使えます。

短い曲が必要なら、長さに合わせて歌詞を減らしましょう。たとえばAメロ1つとサビ1つにアウトロを加える形です。あるいは長さを「自動」のままにして、後でカットします。

[Fade Out]と[End]でスローな曲の終わり方は変わる?

バラードでは、エンディングタグなしのパターンも含め、すべての設定で途中切れはありませんでした。この8テイクでは、タグはきれいに終わるかどうかではなく、どう終わるかを変えました。

[Outro]、エンディングタグなし、テイク1と2:

試聴メモ:タグなしでは、アウトロの1行の後にギターの音が減衰していきます。同じパターンのもう1テイクはヴァンプ(同じ伴奏の繰り返し)が続いたままで、単独でリリースするなら短いフェードが必要です。

[Outro] + [Fade Out]、テイク1と2:

試聴メモ:[Fade Out]では、テイク2がなめらかに無音までフェードアウトし、テイク1は減衰するRhodesの和音で終わります。

[Outro] + [End]、テイク1と2:

試聴メモ:[End]では、テイク1のギターがきれいに鳴り終わり、テイク2は柔らかいボーカルのエコーがギターと一緒に減衰して終わります。

最後の和音の指示 + [End]、テイク1と2:

試聴メモ:最後の和音の指示では、2テイクともテンポを落として伸ばしたギターの和音に着地し、テイク2はギターだけで終わります。テイク1は最後に数秒の小さな音が残るので、カットしたほうがよいでしょう。

[End]の2テイクはどちらもそのまま使えます。最後の音でぴったり終わらせる必要があるなら、残っている1秒ほどの無音をカットしてください。スローな曲では、欲しい終わり方に合わせてタグを選び、特定の締めの音が欲しいときはスタイルのフレーズを加えましょう。

すでに途中で切れている曲を直すには?

  • 延長する。RaoMusicの歌詞ガイドでは、曲が途中で切れたときは延長を使い、新しい歌詞を[Bridge]か[Outro]で始めるよう勧めています。延長ガイドでは、冒頭を残して、選んだ切り取り位置以降をすべて作り直す方法を紹介しています。エンディングがおかしくなる少し手前を選び、新しい部分に[Outro]と[End]を入れましょう。
  • 自分でフェードを付ける。最後の完全なサビの終わりまでカットし、お好きなオーディオ編集ソフトで短いフェードを付けます。途中で切れたアップテンポのテイクについては、BGMとして使うだけなら、試聴メモでもまさにこの方法を勧めています。
  • エンディングを付けて作り直す。歌詞にエンディングのセクションがなければ、[Outro]と[End]を加えて、カスタムモードでもう一度生成します。

テストで使った歌詞とエンディングの書き方は?

歌詞はテスト用に書いた短い失恋ソングです(アップテンポのタグなしでは2回目のサビで歌詞が終わり、ほかのパターンでは下のエンディングの行を加えました)。

[Verse 1]

Your coffee cup is still beside the sink

I leave it there, I don't know what to think

The radio is playing something slow

I turn it up so I don't hear you go

[Chorus]

Leave the light on, leave the light on

Even if you're never coming home

Leave the light on, leave the light on

I'm not ready to be alone

[Verse 2]

Your jacket hangs behind the bedroom door

It doesn't smell like you much anymore

I tell myself tomorrow I'll be fine

Then set the table for two one more time

[Chorus]

Leave the light on, leave the light on

Even if you're never coming home

Leave the light on, leave the light on

I'm not ready to be alone

[Outro]

Leave the light on

各パターンで2回目のサビの後に加えたエンディングの行(1行に1つ):

[Outro]、タグなし:

[Outro]

Leave the light on

[Fade Out]と[End]のパターン:同じ2行の後に、[Fade Out]または[End]を1行で入れました。

最後の和音の指示(スタイル欄に“ends on a final ringing guitar chord”を追加):

[Outro | voice and guitar only, slowing down]

Leave the light on

[Final chord rings out]

[End]

よくある質問

歌詞欄の、最後の歌詞の行より後に、1行に1つずつ書きます。RaoMusicの歌詞ガイドでは、歌う歌詞が英語でなくても、タグは1行に1つ、英語で書くよう勧めています。エンディングをどんな音にしたいかを表す言葉はスタイル欄に書きます。

動画のBGMとして静かに消えていく曲や、次の曲につなげる曲には[Fade Out]、最後の一打や和音でしっかり終わらせたい曲には[End]を使います。どちらの場合も、使う前にエンディングを再生して確認してください。

いいえ。長さの設定のほうが優先されることがあります。今回のテストでは、60秒に設定した2テイクとも歌詞に[Outro]と[End]が入っていたのに、アウトロの途中で切れました。

いいえ。延長では、選んだ切り取り位置までの冒頭部分を残し、それ以降をすべて作り直すため、元のエンディングは新しく生成した部分に置き換わります。

かかりません。タグは送信する歌詞の一部なので、生成コストは変わりません。RaoMusicでは、Suno v6は1回30クレジットで2曲、Suno v6 Miniは20クレジットです。

次の曲にはちゃんとしたエンディングを

カスタムモードを開き、最後のサビの後に[Outro]と、[End]または[Fade Out]タグを入れて、長さは「自動」のままにしましょう。

カスタムモードを開く